幼少よりお世話になっております叔父様・叔母様のご自宅のリフォームが始まりました。
とても丈夫な上屋です。
宮城県北部地震後には、腕のいい地元大工さんによる 改修工事を終え、数年が経ったころ、2011年東日本大震災が襲ってきました。
スゴ腕の棟梁さん達が手を加えてきたこの建物に、今回より新参者の私がリフォームを行います。
少しだけ自分にプレッシャーをかけて・・・・・
まずは基礎
どんなに上屋が丈夫でも基礎がしっかりしていなければ元も子もありません。
夜な夜な基礎増し打ちの計画を・・・・・
前回改修工事を終えているところは出来る限り解体せぬよう、そして日々の生活に支障をきたさぬよう配慮しなければなりません!
なぜなら、このお家には私の大切な「おばあさん」も一緒に住んでいるからです。
外廻り中心の基礎の増し打ち工事となりました。
一見丈夫そうに見える基礎
実は・・・・・
セメントと骨材(砂・砂利)の混ざりが悪く、部分的に著しい劣化が進行してます。
合わせてこの基礎は、「鉄筋」と言われるものが入っておりません。
鉄筋の役割は、その名のとおり、筋 です!
上屋からの重さに耐えるコンクリート造の基礎の立ち上がり部分。しかし基礎にかかる力は圧縮だけとは限りません。
地震の時は、引っ張りの力に変わることもあるんです。
その引っ張りに耐えるものが、筋である「鉄筋」です!
上の画像の基礎立ち上がり部分には、前回の宮城県北部地震 で受けた傷跡が残っております。無筋の為、亀裂から大きくズレも出てきました。
今回は適正に鉄筋を配列。既存の基礎を覆うように新しい基礎を作ります。
基礎増し打ち完成
新しい基礎に新しい土台をを載せて、既存の土台に金物で結びます。
まずはこれで一安心
地震がきても上屋がズレることはありません。
次はどこから攻めようかなぁぁぁ・・・・・